千切れたページ
□夢の話
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真っ白な部屋ーー
ディズに連れてこられた私は、椅子も机も真っ白な部屋でロクサスに会った。
ロクサスは記憶にあるよりも幼く見えた。
『何が欲しい』
ディズに訊かれて、私は砂糖の入った牛乳が飲みたいと言った。
けれど、私が言い終わる前に天井から白い液体が降ってきた。
びしょ濡れになった私はディズの開けた扉から出て、
綺麗になってから戻ってきた。
ロクサスは相変わらず机の横に立っている。
私はよろしく、と言った…と思う。
声が出ていたのかは分からない。
ロクサスは小さく微笑んで頷いた。
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