ろんぐ

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*冬子*




ふと目を覚ますと、目の前には黄瀬。


「え…」



急いで離れようとする。

しかし、黄瀬のたくましい腕にしっかりと抱き締められ離れられない。



起こそうかとも思ったが、仕事や部活で疲れているだろう。

仕方なく、起きるまで待つことにした。




黄瀬の腕の中でわたしは昨日のことを思い出していた。


想いを伝えて、付き合って、抱き締められて…。

そのまま寝ちゃったんだっけ。



未だすやすやと眠る黄瀬の頬に触れる。






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