ろんぐ

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*冬子*



「ど、どうしよう、さつき」


「大丈夫ですよ。きーちゃんが先輩にベタ惚れなのは一目瞭然です」

なんて、恥ずかしいことを堂々と。



お風呂を出てからさつきの後ろできょろきょろと回りを見回す。

落ち着きのないわたしに、さつきが苦笑するのが視界に入る。


これではどちらが先輩だかわかりはしない。



「もう!!先輩らしくないですよっ。いつもの余裕のある感じはどうしたんですか」


「そんなこと言われても…」



告白なんてしたことないし、緊張する。
心の準備だってできていない。



「善は急げ、ですから。がんばってください」







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