ろんぐ
□06
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*冬子*
「いい天気。旅行日和ね」
着いたのは、温泉街。
ひとりという若干寂しい旅行ではあるが、無料なのだ。楽しまなきゃ損である。
こうやってのんびりするのは好きだ。
ひとり観光地を回っていたら、知った声が聞こえた気がした。
「みてみてっ!!!あ、あっち行ってみようよ」
「…引っ張んなって」
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