小咄
突破文をちらほらと。
◆チカ梵
「ちかのうそつき」
「梵…」
「ずっといっしょっていったのに…!」
「悪ぃ。でもよ、すぐに帰ってくっからよ?」
大きな瞳に涙をためて、小さな手のひらで必死に俺の服を掴む梵。あやすように頭を撫でつけながら待っててくれと言えばキッと睨みつけられた。
「うそだ!そういってこじゅもしげもかえってこなかったもん!すぐにかえってくるってゆびきりしたのに…っ」
「梵…」
「おいていかないで…っ」
泣きじゃくる梵天丸を力いっぱいに抱きしめて、それはできねぇよ。と情けないぐらいかすれた声で呟いた。
だって、お前はまだ何もしらねぇんだ
澄み渡った広い空やキラキラ光る大海原。慕ってくれる奴らのありがたみや故郷の温かさ。
どれもこれも、知らずにあの世に行くのは勿体なさ過ぎるんだ。
だから俺は
お前を連れていかねぇし置いてもいかねぇからよ
俺がちゃんと見せてやるから、教えてやるから
「約束は守るぜ」
柔らかい髪に顔をうずめて
約束、と囁いて額に口付けた
-END-
この後ちゃんとチカが帰ってきて二人で世界中を巡ればいいと思う
2011/08/27(Sat) 08:01
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◆幸→→→政/ 狂愛
白磁の肌がこちらへこちらへと妖しく腕を振る
ニヤリと上がる口角に俺の視線は釘付けになった
「ャ…っさわ、な…!」
「クク…誘ったのは貴殿ではないか」
「な!?誰がそんな…っ」
「貴殿は某のものだ」
クツクツと喉の奥が至極楽しそうになるのを止められない。
ようやく捕まえたという狂喜に酔いしれて未だに離せと泣きわめく政宗の唇に噛みついた。
もう逃がさない
望み通り籠の中で
飼って差し上げましょう
-END-
狂愛ちっくに。
2011/08/25(Thu) 19:12
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◆親政
「何を企んでいやがる」
「あぁ?んなもんなんもねぇよ。まぁ…そうだな、強いて言えば、」
舐めるように見回して、にたりと口角を上げた。
「アンタが体を開いてくれりゃあ文句ねぇなぁってとこか?」
「この下衆が…!!」
とか言いながら最終的には元親に魅せられてる政宗が好きすぐる。
2011/08/08(Mon) 20:04
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◆幸政
俺の恋人は酷い性癖があります。
「こじゅかっけぇよなぁ」
「あぁ、でも、チカも捨てがたい」
「慶次も、あの腕に…」
うっとりとしながらつらつらと述べていく政宗に、いつも通りぷちんと音が鳴って糸が切れた。
「いい加減にしてくだされ。」
「ゆ、ゆき…?」
自分でも分かるほどの底冷えのする声音。じろりと睨みつければピクリと細い肩が跳ねた。
怯えたような表情を見せる政宗。けれど、俺は確かに見た。
「今日は、」
小さく口角が上げられ
「どのような仕置きを」
怯えを見せたその奥に
「ご所望で?」
期待と情欲に濡れた瞳を。
浮気性の政宗と嫉妬メラメラの幸村
裏の設定はご察しの通りM宗
2011/07/30(Sat) 10:04
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◆親政/現代/会話
「お前って、んっとに可愛いよなぁ」
「…はぁ?」
「いやよ、今ビデオ見てんだけどよ、なんつぅか、エロいよなぁ」
「Shut up!なんつぅ目でanimation見てんだよ!?」
「お前がエロいのが悪い。つか堂々と真田と浮気してんじゃねぇよ!!」
「な…っ!?お前だって元就と浮気してんじゃねぇか!!」
「るせ!あれは浮気じゃねぇよ!」
「じゃあ俺のも浮気じゃねぇよ!!」
「んだと…!!」
「やんのかコラ!?」
「ほぅ…?ヤってやろうじゃねぇか…」
「え゛…」
「足腰立たなくしてやる…!!」
「ぎゃぁぁぁあああ!!!」
ビデオ久しぶりに見て悶えてました←
自分的には第9話を愛してます。
2011/07/27(Wed) 16:23
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◆親梵/親子パロ
「ちかぁ」
「アん?なんだ?」
とてとてと走り寄ってきた可愛い愛息子を抱き止めてクツリと笑みを浮かべた。
「おなかすいた!」
「よぉし!んじゃま飯にすっか!」
「めしーっ!」
キャッキャとはしゃぐ梵天に頬擦りをして額に口づけを落とす。
くすぐったいよ、と首を竦める姿に愛しさが募った。
(んとに可愛いなぁ…)
本当に自分の子どもなんだろうかと疑問に思うほど愛らしくて仕方ない。
けれど、梵天丸を産んで数ヶ月後に死んでしまった妻が『目元がそっくりね』と笑ったのを思い出す。
その度にやはり親子なんだなと胸を撫で下ろす反面、どこかツキンツキンと痛むこともしばしば。
(いつか俺の傍を離れていくのか)
子どもが親元を離れるのは当たり前のことだ。
ましてや梵天丸は男の子だ。反抗期とかくれば自然と距離は開いていくのだろう。そう考えれば考えるほど気が重くなっていった。
可愛くて可愛くて、俺に懐けば懐く程この手の内に囲っておきたくてしようがない。
モヤモヤとしたものが胸の中をぐるぐると回る。
それは梵天丸が成長するにつれて元親を苦しめることとなる。
みたいな話を書きたい\(^o^)/
2011/07/24(Sun) 21:38
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◆親政/ほのぼの
暑い。
本当に、暑い。
どれくらい暑いのかと聞かれれば、癇癪を起こして城中を駆け回ってもいいぐらいだと答えると思う。
しかも。
それだけ暑いというのにこの銀髪野郎はあろう事か俺の膝を枕にして気持ち良さそうに寝てる訳だ。
もういっそのこと、コイツの髪の毛抜いてやろうかな。少しはスッキリするかもしれねぇし。
あぁでも、引っこ抜いたら引っこ抜いたでめちゃくちゃ怒ってめんどくさいかもしれない。いや、もう絶対面倒くさい。
諦めるか、と短く息を吐いてキラキラと日の光を浴びる銀糸を軽くかき混ぜた。
暑さで癇癪を起こす、のところを書きたかっただけ
2011/07/11(Mon) 19:47
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◆幸政/たぶん現代
notござる口調
精一杯の愛を込めて貴方に花束を君に贈ろうと思います。
日頃からそういった類のものには興味を引かれないので、貴方が何を優と思い、どれを劣と取るのかは全く分からないけれど。
きっと貴方のことだから悪くない、とクスクスとお笑いになるのではないだろうかと、麗しいお顔を思い浮かべてみたりすれば、自然と頬が緩んだ。
理由なんて聞かないで下さいね。
俺だって、何で急に思い立ったのか分からないので。
ただ、貴方に思いを伝えたかっただけなんだと思うので。
君に贈るのは
愛の詰まった蒼い花を
-END-
幸村じゃない…
2011/06/29(Wed) 08:03
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◆親政←?/ 微々無理矢理表現あり
「おい、まさむ…」
「来るな!」
「はぁ?何言って、」
「来るな!!来たら殺すからな!」
━━怯えてる
震える声が、涙を交えた音が、ひしひしと伝えてくる。
「邪魔するぜ」
「あっ、止めー…」
制止も忠告も聞かずに寝室へと足を踏み入れる。
「━━…っ」
目の前に映ったのは、上着を羽織っただけの政宗の白い肌と、その白磁に散りばめられた赤い鬱血痕。
ガタガタと震える体を、何かから守るように必死に抱き締める姿は彼に何が起こったのかを鮮明に物語っていた。
無理矢理犯された政宗と丁度そこにタイミング悪く政宗に会いにきた元親。
陵辱したのは佐助とか真田とかだと萌える。石田でも可←
2011/06/26(Sun) 16:31
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◆親♀政/現代/妊娠ネタ
あんなに心に決めていたのに
もう自分のような人を作らないと決めていたのに
「おめでとうございます。二か月ですよ」
にこりと笑った医者に殺意さえ覚えた。
何がめでたいのだ。
俺はまだ高校生で、相手は大学生だ。
仮に星人だったとしても、幼いころに付いた心の傷はそう簡単に癒えるものではなく、未だに苦しめている。
その記憶が、感覚が、恐怖が、一生子供を作らないと固く決意させたのに。
こんな自分にこの小さな生命を幸せになんかできるわけがないのだ。
病院をでて夏の匂いをかすかに漂わせる帰路を無意識にたどる。
ポケットで震える携帯に、知らず知らずのうちに涙がこぼれた。
ごめんね、ごめんなさい。
(お前の誕生を素直に喜べない俺を許して)
(アンタとの証を怖いと思う俺を許して)
-END-
妊娠してしまって、産むかどうか、虐げられていた自分が母親にになって愛せるのかどうか不安になってる伊達。
2011/06/25(Sat) 21:40
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