小咄
突破文をちらほらと。
◆幸政/現代
「Present for you.」
「へ…?」
突然目の前に出された箱を、ただポカンと見つめた。
綺麗に包装された長方形のそれ。
どうするべきかとチラリと政宗の様子を窺えばニコニコと笑っている。
首を傾げつつも差し出されたそれを受け取り、包装紙を外していくと現れたのはネクタイだった。
「おお…!綺麗でござる!!」
「だろ?それ、紅と蒼が混ざってんだぜ?」
指さされた方へと視線を向ければ、確かに鮮やかな紅と蒼が混ざりあい、これまた鮮やかなワインレッドへとグラデーションになっていて見事なものだった。
「ありがとうございまする!!」
「You're welcome.これ、お揃いなんだぜ?」
「誠にござるか!?」
「Yes!」
嬉しそうに頷いて、箱の中からネクタイを取り出す。
そして幸村の首へとそれを巻きつけ、そのままクイと引き寄せた。
「浮気は許さねぇからな、darling?」
「政宗殿こそ、過剰なお戯れは無きよう。」
「クク…考えといてやるよ」
「ご存知なくせに…その時はどうなるか…ね…?」
クスクスと互いの吐息が当たるほどの距離で囁き合い、自然な動きで互いの唇に噛みついた。。
電車内にて\(^o^)/
本当に綺麗なネクタイだったんです!!
みた瞬間ニヤケそうになりました←
2011/04/28(Thu) 06:44
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