小咄


突破文をちらほらと。
◆親政/うっすら病室 



最初にみたときは

綺麗なガラス細工かなんかかと思った

透き通るように白い肌

その白さを際立たせている艶やかな黒髪

薄く形の良い唇に

深い海を映したような瞳ー…

それがまた、白い部屋の中に居たものだからより一層そう見えた。

余りにも儚くて、今にも消えてしまいそうだったから。

つなぎ止めておかねぇと、って何でかその体を抱き締めてたんだっけ。





「おい!チカ!!」

「!?ど、どした…?」

「どした、じゃねぇよ。俺をほったらかして何考えてたんだよ!」

透き通る蒼にキッと睨みつけられ苦笑いを零す。

「悪ぃ悪ぃ。政宗と会った時のこと思い出しててよ?」

細い腰を抱き寄せて唇を耳へと寄せる。

ピクリと肩を揺らした姿にクスリと笑って、もう少なくなった点滴に目を細めた。



-END-


病弱まーくんパロ←

壊れそうな政宗を元親が守ってればいいと思う。

2011/04/18(Mon) 16:19

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