小咄


突破文をちらほらと。
◆親政/ほのぼの 


暑い。

本当に、暑い。

どれくらい暑いのかと聞かれれば、癇癪を起こして城中を駆け回ってもいいぐらいだと答えると思う。

しかも。

それだけ暑いというのにこの銀髪野郎はあろう事か俺の膝を枕にして気持ち良さそうに寝てる訳だ。

もういっそのこと、コイツの髪の毛抜いてやろうかな。少しはスッキリするかもしれねぇし。

あぁでも、引っこ抜いたら引っこ抜いたでめちゃくちゃ怒ってめんどくさいかもしれない。いや、もう絶対面倒くさい。

諦めるか、と短く息を吐いてキラキラと日の光を浴びる銀糸を軽くかき混ぜた。






暑さで癇癪を起こす、のところを書きたかっただけ

2011/07/11(Mon) 19:47

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