神の住まう街(妖怪)

□悪鬼…浄化っ!!
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鴆「よし。これで・・;」







数十分後に、ソレは終わった・・。


出来上がった薬を、雷神の口の中に流し入れた。







 「・・・顔色が・・!!」


『良かった・・>



『うん!>







雷神の隣に移動して、二人で両手を翳した。


そして、光が雷神の体を包み・・傷を癒す。







『雷神様・・』



『良かった・・本当に・・!』






ーーピシッ


   ゾクッッ






『『!?』』





     バッ








咄嗟に二人は体を横に反らした。


次いで・・







  ザク



   ザクッ







着ていた着物の袖を貫通し、ソレは雲に突き刺さった・・。







リ「!?」



首「何だ・・!?」



 <アハハハ♪やっぱり来たねーー>



 「貴様ッ・・・・!!!!」



リ「・・・お前が・・闇梅かい?」



 <そーだよー・・ヒヒッ>



鴆「お前・・汚梅(ケガレウメ)か?」



 <ピクッ>



鴆「読んだ事あるぜ・・青梅が悪心を持ち妖
  と化したモノ・・・。」



 <ピンポーン♪せーかいー>



リ「その汚梅がどうして雷神を傷つけ、月姫
  を狙うんだい??」







リクオがそう聞いた。







 <喰いたいからだよぉおvボクの毒に犯さ
  れた血を!肉をォォォ>






狂ったように・・恐ろしいくらいのニヤケ顔
で見つめてくるソイツに体が震えた・・。







『ッ・・・;』



『・・・雅・・・』




        ザッ




『『!』』







二人の前に首無とリクオが立ち塞がる。







首「そんな事は、させない」



リ「オレらがお前を消してよるよ・・」



 <でェキィるぅノーー?>






    ゴオオォォォ






 「「!?」」



『ッ・・;凄い”穢れ”』



『これが下界に降りたら・・やばい!!』







リクオが闇梅に斬りかかり、首無も糸で戦う







『・・・・』





     タッ





『雅ッ』





    タッ





『汚梅ッそれ以上穢れを撒き散らすのは、
  やめなさい!!!!』



 <ヤだねー。月姫・・君達に何ができるの
  −−??>






ニヤニヤと笑って言うそいつ・・。






『何が可笑しいのよ・・!!』



 <フーフー。知ってるよー?君達夜にしか
  その姿になれないんでしょーー?>



『『!!』』



 <そこの君もね>




リ「!」






リクオを見て、言う。






ーーヒュウゥ・・





 <ほら・・>






光が・・・






 <陽が昇るよ・・・>






 シュウウウウウ






『『あっ!』』



リ「!」






姿が、変わり始める・・。






首「リクオ様!!」



 「雅!葵!!」







だんだんと、姿が変わっていく。


数分とたたない内に、体は元に戻ってしまった。







『『くっ・・;』』



リ「・・・・;」



首「リクオ様ッ」



リ「ごめん首無・・;」



首「いえ、」



 <アハハハハハハ!!!さぁーどーする?
  姫たち・・人間がボクに勝ぁーてぇーる
  ぅーーー???>







汚梅が、言った・・・。










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