神の住まう街(妖怪)

□久しぶり・・
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ーーパタパタ







リ「あ・・つらら」



つ「?リクオ様!!」



リ「二人の様子は・・??」



つ「雅様たちですか・・?まだ眠っておいでです・・。風美とライ斗は大分良くなっ
きました。」








闇梅の事件から丸一日・・・。



雅と葵はまだ眠ったままだった・・。



今は夜、満月の日だ。








『・・・ん、・・・』




         ムクッ






強い月の力を感じて、雅は目を覚ました。







『・・・んー・・』



『葵』



『・・・雅・・・、感じる・・?』



『うん』







二人は立ち上がって、庭へと降りた・・。





刻々と月の力は大きくなってきている・・








「「雅っ、葵!!」」



『あ、風美・・ライ斗・・』



『オハヨ』



ラ「今は夜中じゃッド阿呆(怒)」



風「目ェ覚めたの!?二日も覚まさないなん
  て心配したじゃない!!」



『ごめんね。もう大丈夫!』







話をしていると、リクオやつらら・


首無と言った側近たちも、やはり気になるのか庭先へ出てきた。







リ「雅ちゃん、葵ちゃん!!・・良かった・・・起きたんだね!!」



『リクオくん・・』



『心配かけてごめんね!!』



黒田「それで・・何故、こんな所へ・・?」



『・・・・ライ斗達・・、感じない??』



ラ「あ?」



風「・・・まさか・・・」



『(コク)強い月の・・力を感じるの』







そう、言った瞬間・・・。







ーーーカッ!!!







月が・・強い光を放った。



その場に居た全員が、その強い光に目を閉じた・・。二人、以外が・・。








 フワッ





『『・・・・?』』



「ふぅ・・。久しぶりの下界は・・良いも
  のですね・・」



「「「「!?」」」」







聞こえて来たのは・・若い・・男性の声。







青「なっ!?」



黒田「何者!??」



風「あ・・あなたは・・;」



ラ「・・・;」





ーータッ





『『パパッ!!!』』







叫んで、双子は男に抱きついた。







つ「・・パパ・・?」



リ「って事は・・葵ちゃん達の父親・・?」



『パパ〜・・』



『会いたかった・・・!』



「雅、葵・・久しぶりだね?」



『どうして此処に・・??』



『お仕事は・・??』







気になっていた事を口にする。



・・・・・抱きついたまま・・。







「僕の耳に・・二人が神化したと言う情報
 が届いてね・・。風美とライ斗も怪我を
 したと聞いたし・・心配で抜け出して来
 てしまったよ」







苦笑気味に告げる父。







『『ッ・・・パパーーーッvvv』』



 「こらこら(笑)」





ーーータタタッ





風「光夜(こうや)様・・・」



ラ「・・・;」



光「やぁ・・。風美、ライ斗・・元気にして
  たかい?」



風「はい・・;」



光「二人とも大変だったね・・もう大丈夫な
  の?」



ラ「あ、はい・・、もう・・・;」



光「カタイね〜・・前の様に呼んで良いんだ
  よ?」



ラ「え」



『呼んで!』



『パパが余所余所しいの嫌いなの知ってる
  でしょ?・・呼んで!!(ニコッ)』



風「う・・;・・光(ひかる)パパ・・」



ラ「光さん・・・」



光「うん。それでよろしく」



 「あ、あの〜・・」




 「「『『??』』」」




光「おや」



リ「はじめまして・・、奴良組の若頭・・、
  奴良 リクオです」



光「・・・奴良・・?」



『知ってるの??』



光「う〜ん・・確か妖怪の総大将が・・?」




ーーガラ




ぬ「呼んだか?」



リ「じーちゃん!?」






ーーーーーーーぬらりひょん、登場!!










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