神の住まう街(妖怪)
□バレた…っ!?
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首「(また来てるな・・堂々と;)」
雪「首無ー?何してんのー??」
首「別に」
雪「んじゃ手伝ってよー・・」
首「分かったよ」
『ふぅ・・;』
あれから結構たったが、まだ宴会は続いていた・・。
『(今・・9時位かな・・?)』
此処に来て大体3時間が経過・・。
『(少し・・外に出ようかな・・)』
そう思って、立ち上がった。
ーーーズルッ
『えっ;』
ドッターン!!
転がっていた酒瓶を踏んで、転んでしまった
『いっ・・いたぁ・・(泣)』
・・し〜ん
静寂ーー
さっきまで騒がしかった音が、無くなった。
『・・?』
不思議に思って顔を上げると、周りの視線が全て自分に向いていた・・。
『なっ・・!』
ーーひそひそ
「誰だ?」
「いきなり現れたぞ・・??」
「敵か!?」
『(み・・見えてる!!?)』
ーードスドス
『!!』
「テメェ・・何者だぁ?」
『え、あ・・!?』
「青田坊!!」
『えっと・・;』
青「オラ立て!!つーか言え!!何者だ」
『〜ッ・・・』
タッ
居た堪れなくなって、外へ飛び出そうとした
「あっ!逃げるぞ!!」
『(ヤバ・・、どうしよう・・;)』
ーーーチャキッ
『(ピタッ)』
刀を首に当てられて、立ち止まった・・。
「オメェ・・何者だ・・?」
後ろから声がした。
『だれ・・?』
青「誰って・・;お前の方だろーが・・。こ
の方は奴良組の若頭。奴良リクオ様だ」
『!!(・・姿違うし・・;)』
チャッ
『!・・(どうしよ・;・・今は・・)』
フッ
ーーカッ!!!
強い光が辺りを包んだ。
リ「!?」
光が消えと時には、雅の姿は消えていた。
「消えた!?」
「何処に・・!?」
「チッ!オラ探せ!!」
『(よし・・このまま・・)』
タッ
再び走り出した・・。
しかし、目の前に首の浮いた・・男の人が立っていた。
『・・・(見え・・てる・・?そんな、訳
・・ないよね・・??』
そう考えて、横を通り抜けようとした時、
ーーガシッ
その人に、腕を捕まれてしまった・・。
『!?』
首「すみません・・」
『ど、して・・?』
首「実は、私には前々から貴女が見えていま
した」
『!!!・・え・・・』
フッ
気が緩んでか、雅の”畏れ”が消えてしまった・・。
雪「!首無!!」
青「ナイスだぜ!!」
『あ、う・・・;』
リ「さぁ・・答えてもらおうか・・オメェは
何者だい?」
『・・・;(ッ・・葵・・!)』
ーーービュッッ
「「「「「!!!!?」」」」」
強い風が、吹き荒れた・・。
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