神の住まう街(妖怪)

□バレた…っ!?
1ページ/3ページ




首「(また来てるな・・堂々と;)」



雪「首無ー?何してんのー??」



首「別に」



雪「んじゃ手伝ってよー・・」



首「分かったよ」



『ふぅ・・;』







あれから結構たったが、まだ宴会は続いていた・・。







『(今・・9時位かな・・?)』







此処に来て大体3時間が経過・・。







『(少し・・外に出ようかな・・)』






そう思って、立ち上がった。







ーーーズルッ







『えっ;』






  ドッターン!!







転がっていた酒瓶を踏んで、転んでしまった







『いっ・・いたぁ・・(泣)』






・・し〜ん




    静寂ーー








さっきまで騒がしかった音が、無くなった。







『・・?』







不思議に思って顔を上げると、周りの視線が全て自分に向いていた・・。







『なっ・・!』





ーーひそひそ





 「誰だ?」



 「いきなり現れたぞ・・??」



 「敵か!?」



『(み・・見えてる!!?)』





ーードスドス





『!!』



 「テメェ・・何者だぁ?」



『え、あ・・!?』



 「青田坊!!」



『えっと・・;』



青「オラ立て!!つーか言え!!何者だ」



『〜ッ・・・』




      タッ







居た堪れなくなって、外へ飛び出そうとした







 「あっ!逃げるぞ!!」



『(ヤバ・・、どうしよう・・;)』





ーーーチャキッ





『(ピタッ)』







刀を首に当てられて、立ち止まった・・。







 「オメェ・・何者だ・・?」







後ろから声がした。







『だれ・・?』



青「誰って・・;お前の方だろーが・・。こ
  の方は奴良組の若頭。奴良リクオ様だ」



『!!(・・姿違うし・・;)』





  チャッ





『!・・(どうしよ・;・・今は・・)』
         




 フッ



ーーカッ!!!







強い光が辺りを包んだ。







リ「!?」







光が消えと時には、雅の姿は消えていた。







 「消えた!?」



 「何処に・・!?」



 「チッ!オラ探せ!!」



『(よし・・このまま・・)』




タッ






再び走り出した・・。



しかし、目の前に首の浮いた・・男の人が立っていた。







『・・・(見え・・てる・・?そんな、訳
  ・・ないよね・・??』






そう考えて、横を通り抜けようとした時、






ーーガシッ




その人に、腕を捕まれてしまった・・。






『!?』



首「すみません・・」



『ど、して・・?』



首「実は、私には前々から貴女が見えていま
  した」



『!!!・・え・・・』




       フッ







気が緩んでか、雅の”畏れ”が消えてしまった・・。







雪「!首無!!」



青「ナイスだぜ!!」



『あ、う・・・;』



リ「さぁ・・答えてもらおうか・・オメェは
  何者だい?」



『・・・;(ッ・・葵・・!)』





ーーービュッッ





 「「「「「!!!!?」」」」」







強い風が、吹き荒れた・・。










次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ