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□君に会いたくて
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くそっ…。
どこいきやがった…。


「おいベポ、あいつどこいった?」


「アイアイ!知らないよ?甲板にいなかったの?」


「…チッ。」


俺は急ぎ足で甲板に向かう。
すると甲板にはペンギンがいた。

「おいペンギン、あいつは?」


「さっきまでいたんですけど。倉庫とかじゃないですか?」


「…分かった。」


なかなか見付からないあいつにイライラしながら倉庫へ向かう。
今度はキャスケットが掃除用具の片付けをしに倉庫にいた。


「あいつ、きたか?」


「あぁ!来ましたよ!けどさっきキャプテンの部屋行くっていなくなったんですけど。」


「…俺の?」


「はいっ!何かキャプテンのこと探してたみたいですけど?」


「…おう。」



俺を探してた?
絶対俺の方が探してたぞ。
そう思いながらもほんの少しだけ嬉しく思う自分を抑えながら俺は急いで自分の部屋へ向かう。


「おいっ!」


『むにゃ……。』



寝てやがる……。
こいつ俺がどれだけ探したと思ってんだ。



『ロー……さん………』



すげえイライラしてたけど
こいつの顔見てたら
どうでもよくなってきた
もともとなんで俺はこいつを探してたんだ?



「…バカが。」


そっと頬に口付けて俺も隣で眠りにつく。




あぁ、思い出した。
俺がこいつを探してたのは
ただ会いたかっただけだった。









―君に会いたくて―







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