詩集
□キロ
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いつもの時間
同じ道を共に行けることが幸せで
あなたのいない同じ道は
雪が降り積もるよう
あなたと共に歩く道のり
求めるのはその長さじゃなく
あなたと笑っていられる心の近さ
そんなキロが好きで
別れ道はいつも訪れる
わかっているけど寂しいの
あなたの隣もう少しだけ
願うけど立ち止まれない
あなたと共に笑える時間
ただ隣にいて歩くだけだけど
名残惜しい優しさに包まれる道
そんなキロが好きで
小さい頃は怒られた寄り道
あなたが教えてくれたよね
一人で歩く今でも
どうしてだろう あなたの影を見つめてしまう
誰かが決めたわけじゃないから
「いつも」と願い あなたを想う
寂しくて温かい短いこの片道(とき)
そんなキロが好きでした