☆銀魂夢小説
□マクロスS
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「…ひゃ…っ」
沖田くんは私の耳を甘噛みする。
どうしてこんな恥ずかしいことが出来るの…
「……んん…もう…やら…」
私は沖田くんのジャージの裾を握りしめる。
「…ぅ…沖田く…」
「くく…、あんた相当、顔熱くなってるぜ
ィ?本当に真っ赤だ」
やっと私の耳から口を離し、悪戯っぽく言った。
「…さっきから何なの…。じっとしてようよ…もう最悪……」
今の私の状況。
隣にいるのは沖田くんだけ。
…場所は体育倉庫。倉庫の整理をする係に任命された私達だけど、外からしか利かない鍵で戸を閉められてしまい、脱出不可。
しかも六限目の体育の後なので二人とも臙脂色のジャージを着ていた。
…薄手なので寒い。
「…雨かなぁ」
石灰の匂いと混じって、雨の日独特のしめった匂いがする…。