冬に咲く華
□決意の瞳
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ツナSide
「おい、ダメツナ。客だぞ。」
リボーンが戻ってきた。
”誰か来た。”
そう言って姿を消したと思ったら、女の子を連れて来た。
綺麗な蒼い瞳。
ストレートでサラサラの漆黒の髪。
少し困った様に笑う彼女。
見惚れてしまった。
「千絵=クロフォードです。ヴァリアー側の雪の守護者…です。」
「え…。じゃあ…」
「ごめんね、敵になるよね。」
違う。
君は違う。
だから哀しそうな表情をしないで。
「ち、違うんだ!!俺…知ってるんだ…。青蘭ちゃんのリングが偽物だってこと…。」
「!?」
「俺……君を見たときに…。」
本当の守護者が来た、と分かった。
「面白いね、ツナ君。」
「えぇ!?」
「きっと君は分かってたんだね。いろんなこと。」
その真っ直ぐな瞳に惚れたなんて
俺は彼女に伝えられない。
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