冬に咲く華
□守護者たち
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千絵は非常にマズイ事を思い出した。
今は、アジトの中をリボーン、ツナに案内してもらっているのだが。
「(リング争奪戦終わってすぐだからなぁ…。)」
そう、つい先日までここにいるメンバーとは敵同士だった。
「(青蘭のこともめんどくさいし…。はぁ、顔あわせたくない…。)」
本日、何度目かわからない深いため息をつかざるを得なかった。
「んじゃ、そろそろ守護者の奴らに会わせるか。ツナ、説明してあるんだろーな。」
「え、あ…うん。一応…。」
「え、もう会うの?心の準備というやつ…「うるせぇ。」うぉう!!??」
わたわたとしている内にリボーンに背中を蹴られ、その部屋に入った。
―――バタンっ!…シーン。
今まで話でもしていたのだろうが、完全に静まり返ったその部屋。
「え…えーっと…「申し訳ございませんでした!!!!!」…は!?」
困惑しきった千絵の前で土下座をかましたのは獄寺だった。
「ボンゴレの幻のリング…雪のリングの正統継承者であるのにも関わらず、リング争奪戦の時にあんな無礼をしてしまった俺は…もうどうやって償ったら良いか…。」
「(唖然)」
「ちょっ…獄寺くん!!落ち着きなって!!」
「ですが、十代目!!」
「えーっと…。私、別に怒ってないからね?」
「ほら、千絵もこう言ってるんだし!!」
しばらくの沈黙。そして。
「なんて心の広いお方だ!!俺、必ずや貴女をお守りします!!」
「う……うん、よろしく(笑)確か…スモーキンボム…だったよね?あ、本名は獄寺隼人くん?」
「名前を呼んで頂けるなどありがたき幸せっす!!千絵さんっ!!」
「アハ…ハハ…。」
獄寺の勢いに驚いて苦笑いのツナと千絵。
そして。
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