冬に咲く華

□ディナークルーズにご招待
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「ゔお゙ぉ゙い!千絵何してやがる゙!さっさと出てきやがれぇ!」


スクアーロの怒鳴り声が響く。
苛立たしげに目の前の扉を睨んでいた。
なかなか開かないその扉の向こうから返事が返ってくる。


「行きたくないって言ってるでしょ!」


今度は千絵の怒鳴り声が響いた。
当の彼女はどうやら意地でも出てくる気はないらしかった。


「知るかぁ、んなもん!ドア蹴破ってでも連れて来いって言われてんだぁ!」


「どうして任務がパーティー会場なわけ!?しかも隊服もスーツもだめで挙句のはてにはパーティードレスだなんてたまったもんじゃない!!」


と、叫ぶ部屋内の千絵の服装はいつもより女性らしい青いパーティードレスだ。
どうやらルッスーリアに他の服は没収されたらしい…。
ベッドに腰掛けて氷月を抱いた千絵は答えるのも面倒になり寝転んだ。


「あ゙ーもうゴチャゴチャうるせぇぞぉ゙!!!」


痺れを切らしたスクアーロは堂々とそのドアを蹴破った。


「な…嘘っ!?ってか最低!」


部屋に入ったスクアーロは千絵の手から刀を取ってから千絵を担いだ。


「離せェェェェェェ!」


「ゔぉ゙…暴れるなぁ゙!」


「うわぁぁぁ!!!!」


いざ、船上の任務。



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