冬に咲く華

□コロネロの試練
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声をした方を見ると、そこにはリボーンがいた。


「ラルは、今回の試練の立ち会い人だ。」


「そうだ、俺はアルコバレーノの成りそこないだからな。」


「じゃ、じゃあ!最初の試練のアルコバレーノって、誰なんですか?」


「俺だぜ、コラ!」


聞こえた声に空を見上げると、そこにはコロネロがいた。


「コロネロ!貴様っ!」

「ラルっ!」


二人は目があうなり、殴り合い蹴り合い…


「わぁ…壮絶。」


「何やってんのー!?」


「す…すげ…。」


「仲良いのなー。」


「流石はコロネロ師匠だっ!」


「仲間割れよね、アレ。」


そして、ようやく決着がついたのかコロネロがラルに腕を掴まれていた、


「ちょっとは大人しくなったのかと思ったが、相変わらずお転婆だな。…会えて嬉しいぜ。」


「っ!!///べ、別に俺は…。」


顔を赤くしているラルをコロネロはフッと笑ってツナ達に向き直った。


「試練は、今日行うぜコラ!放課後に並盛山に来いコラ!」


そう言うと、コロネロはペットのファルコに捕まって空高く飛んだ。


「ラル、お前も来るんだろ?」


「あ…当たり前だっ!!」


「そうか、なら良かった。」


ニッと笑ってコロネロは消えた。


「行っちゃったね…。」


呟く千絵にラルは再び顔を赤くした。



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