冬に咲く華

□未来へ
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「はぁぁぁぁぁッ!!!!!」



どんどん隊士達を薙ぎ倒して進む千絵。



「なんで、こんなに居るわけ!?」



叫びながらも刀を急所に当てていく。



「だぁぁぁもうッ!!!!めんどくさいな!!!!(怒)」



しかし、仲間に技をしかけるのは絶対にしたくない。そう考えた千絵は氷月を鞘に収め、ゆっくりと息を吸い込み…。








「どきやがれぇぇぇぇぇ!!!!!!!」






大きな声に驚いた隊士達が動きを止めたその隙に千絵は走り出した。



「逃げろォォォォォ!!!!!」







ホントに暗殺部隊ですか、あなた。






「記憶が正しくて、改装とかしてなければ…。」



小さく呟いて横道に入って、暗い廊下を走る。






そう。この道は千絵が小さい頃に作った近道。





まだ周りや自分を否定していた千絵がしつこく追いかけて来るザンザスやスクアーロから逃れるために作った逃げ道だった。





「ここか…。」



光がもれている小窓を見つけて、その下にあるドアから外に出た。







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