冬に咲く華

□それは必然の如く
3ページ/7ページ



「ただいまー…。」



千絵は仮設ヴァリアー本部のドアを開けた。

するとスクアーロの不機嫌そうな顔つき&声。

千絵は、ばれない程度の舌打ちをする。



「ゔぉ゙お゙い゙!!!何処行ってたぁ゙!!」



「自分探しの旅。」



「真顔で言うなぁ゙!!!」



「間違ってはない、うん。」



「千絵ー。今から、あいつらの所に行くんだと。早くしろよー。」



「あー…。ってことはレヴィはもう居ないと…。」



「そういうことになるね。流石、察しが良いね。」



「褒められたんだか。こればっかりは喜べない。」



「あら、マーモンが褒めるなんて珍しい事よ〜♪」



玄関に集まる幹部の顔ぶれ。千絵はそんな様子をみて、少し微笑んだ。




みんな、私を仲間として見ていてくれてる。




そう思った。



「おい。準備は出来てるだろうな。」



「うん、大丈夫。」





「行くぞ。」




黒衣に身を包んだヴァリアーが




今、動き出す。




Next→
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ