冬に咲く華
□それは必然の如く
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「ただいまー…。」
千絵は仮設ヴァリアー本部のドアを開けた。
するとスクアーロの不機嫌そうな顔つき&声。
千絵は、ばれない程度の舌打ちをする。
「ゔぉ゙お゙い゙!!!何処行ってたぁ゙!!」
「自分探しの旅。」
「真顔で言うなぁ゙!!!」
「間違ってはない、うん。」
「千絵ー。今から、あいつらの所に行くんだと。早くしろよー。」
「あー…。ってことはレヴィはもう居ないと…。」
「そういうことになるね。流石、察しが良いね。」
「褒められたんだか。こればっかりは喜べない。」
「あら、マーモンが褒めるなんて珍しい事よ〜♪」
玄関に集まる幹部の顔ぶれ。千絵はそんな様子をみて、少し微笑んだ。
みんな、私を仲間として見ていてくれてる。
そう思った。
「おい。準備は出来てるだろうな。」
「うん、大丈夫。」
「行くぞ。」
黒衣に身を包んだヴァリアーが
今、動き出す。
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