小説ですよ〜
□軌跡
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県内ではかなり有名だった進学校に入学し、文武両道を掲げる高校の方針に従い、高校生活を部活動に勉強にと励んでいました。
同じ中学校出身の子はかなり少なく、あまり仲の良くない人たちばかりということもあり、友達を作るのにはかなり苦戦していました。
それでも、高校生活を楽しかったと思えるのは、部活動の仲間たち、そして数少なくもユニークな友人たちのおかげなのでしょう。
バドミントン部というかなりマイナーな部活に入部し、多少の経験があったため、一年生の中でも比較的うまい部類に待っていたと思います。
試合にも出て、それなりに成績を残し、先輩たちにも目をかけていただいていた。
それでも、練習を怠ることなく、初心者のみんなに混じって基礎的なトレーニングに体力造りに精を出していました。
一年生の頃の思い出は本当に部活しか残っていません。
その頃には、まだ友人と呼べる人物が少なかったからかもしれません。