long -2-
□第三章 自己紹介?
1ページ/1ページ
外はしとしとと雨が降ってる。
目が覚めてから、まだ一日しか経ってない。
あぁ、そういえば…
「ねぇ、名無しさん?」
ちょうど、部屋に入ってきた名無しさんに、
話しかける。
「はい?というか、先生と呼びなさい〜って言ったよね?」
「いいじゃん、べつにさ。」
「…、たしかに。何でも良いや。で?何〜?」
ふわふわしてるね、君。
いやいや、良いのか?これでも僕快楽殺人者なんだけど。
「ね、僕って何日間眠ってたの?死刑になった日からさ。」
「2週間よ。もう、梅雨の時期だね。」
「ふ〜ん…」
そんなに眠ってたのか…。
「指、どう?」
小首をかしげながら聞いてくる。
僕は、ぐーぱーを繰り返しながら無言で彼女の前に手を差し出す。
「ん、大丈夫そうね。ほんとは復元までに4週間はかkるんだけれど…。貴方は随分早かったね。眠り続けてたし…。」
「ふぁ〜…」
「ねむい?」
躯が全体的に重い…
「なんか、躯が重いんだよね…」
「う〜ん…、喋るのに支障は?」
「ない。」
ベッドの上でため息をつく。
勝手にベッドに座ってくる。
「このベッドなかなか寝心地いいでしょ?」
「…そだね。」
よっこいっしょっと、そう言いながら体勢をかえる#名無しさん。
「さぁて、色々、質問をしたいとおもいまーす。」
「ちょ、寝て良い?」
めんどくさいよ、もう。
「ほーらー、」