BOOK@

□告白
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またもや後ろから声がすると思ったらいきなり手首を掴まれて人気のない階段まで連れて行かれた

「ちょっとサユちゃん!!私が松田君の事好きなの知ってるくせに松田君に話しかけたんでしょ!!?」

なんという誤解だ…!!しかしさすがに『あなたの苗字が分からずに間違えてしまった』とは言いにくい!!
取り敢えず謝らなくては…


「えっと…ごめんね??」


「超恥ずかしかったんだからね〜!どうせ放課後に告白するんだけどね!!」


「そうなの??」

「も〜さっき言ったじゃん!もうわすれたの??その告白について来てってお願いしたじゃん!!」

はぁ??
何それ!!さっきそんなこと言ってたの!?

「ごめん聞いてなかっ「まさか今更断るとかないよね…?」」


……。
もういいや


「何で私なの??あんまりあなたと話したことないのに…」

そう言うと彼女は俯いて呟き始めた

「実は…」

ゴクリ

何故か私は何か重大な話でも始まるかのように唾をのみ、彼女の頭を見つめた
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