BOOK@

□そういえば
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私たち姉弟は先週から2人暮らしをしている。両親が海外に出張に出かけているからだ。昔から共働きだったので、家事は全般的に出来るから特に不自由もない。いや、最早自由すぎて3歳下の弟は毎日のように友達を連れこんで遅くまで騒いでいる。



ガチャ

「昌弘。ジュース持ってきたよ。4人分でいいんだっけ??」


「あぁ。ありがと姉ちゃん。」


「いーえー。あんま遅くまで騒がないでね??じゃあおやすみ」


「おぅ。おやすみ」



ガチャリ


ハァ…

私も受験がなかったら昌弘みたいに家に友達連れ込んで騒ぐのに…


はっ…
マイナスなこと考えちゃだめだ!!受験に繋がってしまう!!!
切り替え切り替え!!


私はリビングからの楽しそうな声を背中に浴びながら自分の部屋へと向かった。







4時間がたち、気づけばリビングの方から騒ぎ声は聞こえなくなっていた


お茶でもって飲もうかとキッチンへ向かうと、リビングから微かに音が聞こえた…



「ん…はぁああぁ!!」

パンパンパンッ!!




「…は?」


覗いて見るとリビングからは青暗い光が延びている
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