東京ANGEL二創作小説

□白い恋人
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 2月14日。聖バレンタインデーである。

 今年は運良く(悪く?)日曜日に被っているので昨日はリビングにチョコのタワーができていた。

 その日は朝から台所に甘い匂いが充満していた。

「聖おはよー。何してんだ?」

「ああ、おはよう。チョコレートケーキを焼いているところだ」

「あー、そういや昨日湊から電話あったな」

「あと30分程で来るらしいから着替えとかしておけよ」

「ん、わかった」

 そして尚也が着替えたりしてきっかり30分後、湊たちがやってきた。

「おっはよ〜!来る途中でチョコ買ってきたよ」

「はい、これ。ホワイトチョコだよ」

「げっ、俺いらね」

「大丈夫よ。尚のためにビターのも買ってあるから」

 そう言われても尚也は嫌そうな顔をしていた。
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