東京ANGEL二創作小説
□白い恋人
1ページ/5ページ
2月14日。聖バレンタインデーである。
今年は運良く(悪く?)日曜日に被っているので昨日はリビングにチョコのタワーができていた。
その日は朝から台所に甘い匂いが充満していた。
「聖おはよー。何してんだ?」
「ああ、おはよう。チョコレートケーキを焼いているところだ」
「あー、そういや昨日湊から電話あったな」
「あと30分程で来るらしいから着替えとかしておけよ」
「ん、わかった」
そして尚也が着替えたりしてきっかり30分後、湊たちがやってきた。
「おっはよ〜!来る途中でチョコ買ってきたよ」
「はい、これ。ホワイトチョコだよ」
「げっ、俺いらね」
「大丈夫よ。尚のためにビターのも買ってあるから」
そう言われても尚也は嫌そうな顔をしていた。