08/11の日記
23:15
基緑
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深夜、リュウジは廊下を壁伝いに歩いていた。
静寂を極めた廊下はどうにも怖くて仕方がない。
「(怖い…けど…)」
ヒロトに会いたい。
そう思う一心で廊下を歩いていた。
何故か急に寂しくなって会いに行こうとしていたのだ。
コツ、コツ…
廊下の向こう側から音がする。リュウジは身を震わせた。
「(誰…?監督だったらやばい…でも、おばけかも…)」
足音はもうすぐそこ。
やばい――
そう思った刹那。
「緑川…?どうしたの?」
「ヒ、ロト…?」
「そうだよ。」
「ぅ、う…」
急に泣き始めるリュウジにヒロトはたじたじ。
理性も飛びかける。
「泣くな、とりあえず部屋に行こう。」
そう言って、抱き締めて、キスをした。
部屋で何されたとか、野暮な事は聞かない!`・ω・´
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