real time


◆3月11日 



雪が少し積もった朝でした。



沿岸に5年単身赴任してた父の異動が決まっていたので、母と引っ越しの用足しをしようと、有給をとってお昼に早退しました。

仕事を終えた母を迎えに行き
買い物に行く前に
まだ治らない頸部のむちうちで整形外科に行きました。


待合室にいたときのこと
2時46分
マナーモードにしていた携帯が鳴りました

気象庁からのエリアメールが来たときになる音

それと同時にきた地震

看護婦さんと目の前にいたおばあちゃんを支えながら見たメールの文章は
「緊急地震速報
宮城沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)」
の文字。


自家発電に切り替わる電気

弱い揺れが暫くおさまらないうちに
かやちんからのメール
岩手は震度6
そのうちにまた強い揺れ

その繰り返し

30分ほどたって落ち着き
ワンセグを起動し
他の患者さんや看護婦さんと見た映像は
すでに釜石の市場の屋根付近まで上がってる水面

津波6メールと
仙台で震度7という
見たことのない数字



とりあえず家に帰ることに

明かりのない信号

家につくと
玄関の横に積み重ねてた
大きい夏タイヤは散乱し

家の中は散乱した物たちと割れた食器


余震が続く中
陽があるうちに導線を確保し
割れた食器達を片付け
カセットコンロや
ラジオ、懐中電灯、蝋燭等を準備



24時間つけているラジオから聞こえてくるのは
水没や壊滅、火災の被害状況
停電状況
各学校の卒業式等の延期報告
病院や介護施設の安否報告


時間が経つごとに増えていく
死亡者数と行方不明者数

警察官の父と兄は沿岸などへ応援に行ったとの報告



着膨れするほど着込んでも
やはり夜、明け方は寒く

夜中にラジオから地震警報がなったり
震度3や4の余震が続き
安心して寝れるわけもなく
長い夜を過ごしました




蝋燭生活を2日過ごし
今朝は新聞が届きました

無惨な写真達

7人で逃げていたのに
後ろを振り向いたら2人だった
という記事

初めて目にする
地震後のつめ跡に思わず涙しました

うちは読売を購買してるのですが
新聞のコラムでは福島の原発の件が書かれており
初めてご立腹が伺えるコラムを読みました




家の片付けなどしてるうちに
今日の16時頃
私の地区で電気が復旧しました


つけたテレビで見る映像は
絶句するものばかりで
ゆかりのある地区とは思えない映像
やっと冠水区域に住む父方のおばあちゃん達の安否の確認ができたのにも涙しましたが
テレビで見る衝撃的な映像にも
ただ涙が流れました






まだ余震は続いてます

何処の地域が安全とは言い切れません

皆さんも気をつけてください





心配してメールくれた方々、本当にありがとうございます^^

私の部屋は本棚の本や雑誌、CDが散らばって床が見えませんでした(ずび-)

でも本当に、家があるだけで幸せ




凸を辞めた相方の彼の実家も岩手の沿岸で、ひどく心配してたので小まめに連絡をとってます。

孤立して連絡が行き届かない地域もまだ多数あります。

沿岸に住む実家と連絡が着かない知り合いも沢山います。


こちらはガソリンスタンドが瀕死状態でオイルショックみたいです。



1分1秒でも早い人命救助と復興を祈ります。


2011/03/13(Sun) 23:30

by 華帆
連絡がついた時、安心した…

まだまだ余震もあるから
お互い気を付けようね(>_<)

天災は怖い…

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