言った記憶のある言葉

4件

【九条 (くじょう)】
かつて世界経済の3分の2を収めていたと言われる超財閥。
あらゆる方面においてトップの実力を誇っていた。
6年前のとある事件が原因で、約一名の生存者を除いて九条の人間は全滅。事実上財閥は解体された。

その実態は、破壊と絶望、恐怖と殺戮をその血に宿した戦闘一族。
この事実を知る者は少なく、大半の九条の人間は血の覚醒にまで至らないままにその生涯を終える。
覚醒した者は、異常なまでの身体能力を手にし、血の本能の赴くまま、呼吸をするかのごとく他者の魂を破壊する。

【黒い何か (くろいなにか)】
主に、人間の背後に見えると言われるオーラ的な黒い物体。オーラとは、限られた人間にしか見ることができないなどと言われているが、
このことに関してはここ最近では見かけることが多く、いずれの状況についても以下のことが共通点として多くあげられる。
・これが出ている者の表情はたいていの場合、笑っている。

・これを出している者と話している者は、たいていの場合、怯えるか同じくこれを出して睨み合っているかである。

・これを出すものは、性格面で先天的にいじわるな物が多い(複多数例外あり)。

いずれにせよ、現実でこんなものを目にするのは、ごめんこうむりたい話である。

【五頂乱 (ごちょうらん)】
16年前に、九条咲酒によって集められた、当時各学問で最高峰の頭脳を誇ったと言われている5人の天才と、九条咲酒本人が結成したプロジェクトチーム。
参加者の氏名は以下の通り。
・九条 咲酒(くじょう さきさか)
・藤原 海音(ふじはら かいね)
・緋之野 迅(ひのや じん)
・鉄 樹佳(くろがね じゅか)
・東雲 小鉢(しののめ こばち)
・玄武之城 鳶(げんぶのじょう とび)

【宙湖 (そらうみ)】
『九条』と対を成した、いまだ現存する超財閥。現在では表立って行動することはなく、九条ともどもこの名を知る者は少ない。
現頭首は「宙湖美雫」。

その実態は九条と同じ高い戦闘能力を誇った一族だが、九条とは違い争いを好まず、平穏・静寂を望むものが多かった。
古より魔法や秘術といった非現実な知識や能力に長けていたものが多く、今でもその能力は血の中に受け継がれている。
また、封印の魔法なども知り得ていたことから、九条の監視・抑止力となる立場だった。



[戻る]



©フォレストページ