その他
□月ものの悩み
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とある日の朝、蜜姫(ミツキ)であるナルトはイライラしていた。
いつもは書類一つ一つ丁寧なのだが相当きているらしく扱いが雑だった。
「み、蜜姫様、追加書類で…」
追加の書類を持ってきた部下をギロッと睨み、置いておけとだけ告げまた書類に目を通しだした。
そんな蜜姫の雰囲気が怖かったらしく部下は泣きながら執務室から出て行った。
「蜜姫様、部下にあたるのは止めてください」
溜め息をつきながらサクラである慧桃(スイト)は言う。
「仕方ねぇだろ。イライラすんだから」
不貞腐れながらそう返すと慧桃は水と薬を渡した。
「わかってますよ。私も女ですから。もうすぐ薬が切れる頃でしょうから飲んでくださいね」
「サンキュ慧桃。こればっかりは九尾にもどうにもできねぇからな」
下腹を撫でながら蜜姫は礼を言って苦笑した。それを見た慧桃も笑ってみせた。
「あ、黒天(コクテン)には黙ってろよ?アイツうるせぇから」
「わかってます。今は解析部で缶詰のはずですから暫く出てこないでしょう」
でも用心してくださいと続けられた。確かにな。
「流石の俺もアイツの性癖だけは理解できないからな」
椅子の背もたれに凭れかかると慧桃も頷いた。
「初めて聞かされたときは驚いたわよ。まさかそんな変態だったなんて」
嫌な事を思い出し、相当キモかったのか敬語を忘れ素で喋り出した。
「「生理フェチだなんて」」
見事にハモり二人でげんなりした。
思い出したくもないあの熱弁といかれた目。あれは紛れもない変態だ。
別れようとさえ思ったくらいだ。
「フェロモンだの!艶っぽいだの!鳥肌が立つことばっかり言いやがって!!」
「それに中出しして精液と血の混ざったものを飲むのが最高だなんて尋常じゃないわ!!」
「そりゃ悪かったな」
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