夢小説 リクエスト2

□めっちゃ好き。
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つまんない



中だるみがあるといわれる中学2年

ここ、屋上にいる名無しさんも、例外ではない



『財前君がんばってるなぁ‥なんで耐えられるんだろ‥』



大好きな財前君は頑張ってる

でもさ、授業簡単すぎてつまんなくない?



ガチャ



ビクッ



(先生っ?!ヤバッ!!)



慌てても意味が無かった

先生じゃない

財前君がいた

なんでだろな‥嬉しいや



「何しとるんや。授業どないすんねん」

『ここ、少しは暇しない学校かなと思って転校して来たけど‥全然そんなことない』

「何にも、興味ないん?」

『あるものもある。でもそれは、とっても意味がない事』

「確かに、授業は簡単やし‥ここは平和ボケしそぉなトコや」

『やっぱそぉ思うよね』

「でも俺はな‥」

『‥??』

「名無しさんが好きだから、暇しとらん」

『はぁ‥?』



なに言ってんだろ‥からかってるの?

ありえないよ‥私が好きな財前君が、私を好きだなんて‥



「嫌いなら今の事は聞き流してええ。もしちょっとでも俺が気になるなら‥」

『‥‥‥〃』

「俺と付き合ぅてくれ」



初めてかもしれない、こんな正面から顔見たの‥

格好いい‥



『ありがとう。私も、好き‥』



ぎゅぅっ‥



中学校生活、暇じゃなくなりそう

ねぇ財前君、



めっちゃ好き。



(名無しさんはいつも、此処に来てたんな。知っとったで)





.END
 

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