財前連載夢

□君とアイスと苺
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まぁそんな事もありながら府大会優勝。

全国進出決定。

準決勝でVS立海。

王者には敵わず、準決勝敗退。

ベスト4が決定し、この夏は終わった。

大会終了後、3年生も含め行った「スイカ割り大会」は、涙無し・笑顔ありで行われた。


〜宿への帰り道


『終わっ、ちゃた‥』

「来年も再来年もあるやろ」

『そ‥だけど‥。先輩‥』


ポロ、ポロポロ‥


「‥‥」

『寂しい、じゃん‥。うっ‥、っ‥』


ぎゅう‥


財前が、肩にまいを埋め、抱きしめた


『っ‥!』

「‥泣かせてやるわ」

『……っ…ふ‥、ふぁあぁぁあっ‥!ぅあぁあぁあああぁんっ‥!‥‥』

「‥‥」


それから10分程、私は財前君の腕の中で思いっきり泣いた


『っ‥。‥ぅっ‥』

「落ち着いたか?」

コクン『‥』

「早よ冷やさんと腫れる。宿戻るで」

『ん‥』

(財前君‥優しい‥)

『ありがとう‥』

「前より今や。これからも頑張ればえ-んや」

『ぅん‥』


スタスタスタ‥


にょきっ

コソ「きゃ-っ//初々しいわぁ//」

ガ-ンッ「まい‥!」

かぁあっ「ななな、生意気や//」


ムカ‥(丸聞こえなんやけど‥)


先輩方の会話は、財前君の地獄耳で、全て筒抜けでした☆

チャンチャン♪


ムカムカ(帰ったらなにからするか‥)





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