捧頂

□補習
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「…わかんねぇ。」

「さっきも教えましたよね?」

「わかんねぇもんはわかんねぇ。」


本当はわかる。何回も聞いたから。

でもな、黒子。


「火神君、聞いてますか?」

「お、おう。」

「…。」


黒子がにらんでも怖くない。むしろ可愛い。


「早く終わらせて部活行きましょう。」

「…そうだな。」


口ではそう言いってるけど、本当はまだ二人でいたい。

なぁ、黒子。

今はバスケよりもお前が好きなんだ。

いつか面とむっかって言うから。

だから、

だからもう少しだけ嘘ついていいか?

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