『導かれし夜叉』
□《第五話 咄嗟に助けてくれた人って、数倍カッコよく見えたりする。》
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新「ってわけで、ここが江戸、歌舞伎町です。」
犬・か・弥・珊・七「おぉー!!」
犬「人が多い。鼻が効かねぇ。」
か「すごぉい!!江戸なのに、コンビニとかある。」
弥「きれいな女子がたくさんいますな♪」
珊「法師様ぁ〜?」
と、青筋をたてた珊瑚によって路地裏に引きずり込まれる弥勒。
バキッ、ドカッ、ゴスッ
銀「ね、ねぇ。なんか凄い音が聞こえるんだけど。」
犬「いつものことだ。気にすんな。」
そのひとことで、周りを見ると、かごめも七宝も慣れた感じで、やれやれと頭を振っている。
珊「ところで新八、あの空を飛んでるのはなんだい?」
珊瑚が空を仰ぐ。
新「あれは船です。」
か「船って空飛ぶの!?海じゃなくて?」
新「今まではそうだったんですけど、天人の技術で空も飛ぶんです。」
七「じゃあ、あの高い建物はなんじゃ?」
新「あれはターミナルですよ。あれで、船を輸送したりするんです。」
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