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□だからアンタは
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カタタとクルルの指がキーを打つ。

『ま、そんなとこッスね』

皆の視線がクルルに戻る。心底、意外そうな視線。

「…何処までも俺様でやりたい放題なクルル先輩に"精神的な"ストレスなんてあったですか〜?」

「た…確かに意外であります!」

「有り得ん…、まだ上があると言うのか…!?」

一様の反応を見せる彼ら(+トラウマモードな忍)に、クルルは『付き合ってられんね』と口の動きだけで言い残し、床に出現させた穴に椅子ごと消えて行った。


自覚があった訳じゃない。
精神的な、なんて他に要因が見つからなかったから行き着いただけの憶測。確証なんかほぼ皆無だ。

でもやっぱ、アンタの顔を見て揺らぐもんがあったからあながち見当ハズレでもないらしい。


パシュン、と音がしてラボの扉が開いた。

「暗っ!電気くらいつけなさいな〜」

…隊長。

ガン!!
「……っゲロ〜!!」

ひょこひょこ右の臑を押さえながら入ってくる様を横目で見遣る。

「あ…」
何か用かい?

呆れながら尋ねようとして、言葉にならない喉を思い出す。
…わざわざ筆談かよ、たりぃ……

「や、用っつう程のことじゃ…!」
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