物置部屋

□■三章■
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眞王廟では最近無駄に盛り上がっていた。

それは可愛らしい陛下が姿を女の子にして毎日すごしているからだ。
いつもは血盟城にいて滅多に見れないのに…


可愛らしいその姿は眞王廟にいる人しか知らないとなると、皆は蝶よ華よとチヤホヤしていた。




今日も朝からユーリの部屋は大賑わいだ。




「陛下、おはようございます」
「今日は何をお召しになりましょうか?」
「素敵な黒髪は如何致しますか?結いましょうか?それとも髪飾りをつけましょうか?」


ベッドの周りにわらわらと4人の巫娘が集まってきた。それにユーリはむくりと、起きて


「ん〜…おはよう」


目をこすりながら挨拶だ。さっきまで寝てたユーリは四人の騒ぎなど全く耳に入ってはいない。
なのでここ2週間は四人のなすがままだ。


確かに最初の頃は大絶叫した。朝から部屋に入ってきて服を全てはぎとられ、身体を拭われ、如何にも女の子〜ってな服を着せられた。

多いに暴れたが…

足が痛くてあまり動けなくてユーリの完敗に終わり、今では本当になされるがままだ。




続きますだ〜
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