キリバン
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携帯から怒鳴る声が聞こえたが…当の本人、アスランは全く聞こえていないのか
「寂しくて死にそうなのにっ。キラの髪に触れない生で見れないしっキラがキラがっ」
[ブッッ!]
携帯の切れる音にアスランはあ…と、いう顔をした。久しぶりにキラと喋ったからつい…止まらなくなってしまったのだ。アスランは慌ててかけなおす。シンやルナマリア達はまた何かを探し始める。アスランに何を探してくれと言われてもいないのに…
「キラっ?」
『…違いますわ』
「っ?!」
アスランのやばいっ!と、いう顔にシンとルナマリアは首を傾げる。
「なんで貴方が出るんですか!」
『キラがわたくしに携帯を渡しましたので』
「キラに代わってください!」
『…だ、そうですよキラ?』
携帯の向こうで話す声。しかしキラの声は遥か遠くから聞こえていた。
『アスラン、キモイから嫌だ!』
アスランは一瞬にしてヘコンだ。