キリバン
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キラは
『随分賑やかだね。』
ツンっとアスランをはねのけた。いつも一緒に居て騒いでたのに…とでもいうように
「じゃさ、キラ?キラの写真送って?」
『はぁ?』
「ずっとキラだけ見てるから」
『キモッ!』
「じゃ想像だけで…」
『わーっ!余計にキモイからやめてぇ!』
携帯を手に笑うアスラン。なんか気色悪いのにルナマリアとシンは気づいてない…他にも沢山見つけてしまったからだ…
「隊長ー!これっこれ誰ですか?美人っすね!」
シンが振りかざしたのはキラのごく最近の寝顔だったりして
「だっ!それは見るな!」
アスランは慌てて取り上げるが、キラには何が起こってるのか判らない。
『美人って?』
いきなり低くなる声にアスランは慌てて思わず馬鹿正直に答えてしまった。
「キラに決まってるだろ!」
そのアスランの大声にシンもルナマリアも携帯越しのキラさえも絶句。アスランの必死さに…シンは思わずすっげぇとか尊敬。
「キラ以外誰もいらないしキラしか可愛くないしキラじゃないとなんかもう全部むりだし、今でさえキラがいなくてっ」
『もー!いいっ!わかったからっいい加減喋るのやめてっ恥ずかしい!』