小説
□学校!
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☆学校!☆
ここは由緒ある私立学園「種SD」高等部。小等部から全寮制になるので、親と過ごす時間が短い分仲の良い友人が出来る。デメリットあり、メリットありの学校。そして、1人部屋ではなくて原則的に2人部屋なので、自然とその同室の人と仲良くなるのだ。ここ、301号室の住人もそうだ。
「キラ、いい加減起きろよ・・・」
呆れ声がこの寮にしては広い部屋に響いた。
「ん〜・・・アスラン・・・」
手をふよふよと、布団の中から出してアスランを探している。アスランは溜息をつきながらも何?と、言いながらその手を取ったが・・・
「あと、もぅ・・・1時間・・・」
そのキラの言い分についに切れたアスラン。
「そんなこと言ったら遅刻だろう!!!」
キラの手をべしん!と、ひっぱだいてから話したのだがキラは全くの無反応。しかも寝息までたてているのだ。
「・・・襲うぞ・・」
最後の切り札。と、ばかりに言葉に出した言葉はやっとキラの耳に届いたのか凄い勢いでベッドからとびあがったのだ。