03/02の日記
18:26
急病人発生
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帰りの電車に乗ってすぐに、非常用ベルが鳴り響いた。
すると、一人のおっさんが車掌室に駆け込んできて
「女性が倒れてる。次の停車駅で救急車呼べ!」と
車内無線で連絡を取り合っているところを見ると、おっさんはどうやら電鉄社員らしい。
またおっさんは女性の元に駆けつけたが、すぐに車掌室にまた飛び込んできて
「すぐに停めろ!次の駅で担架用意しとけ!」って。(急行に乗ってました)
聞き耳たてたところでは、おっさん以外にドクターもナースも居なさそうだったんで、出しゃばろうとも思ったけど、すぐに駅で急停車したんでここは救急隊に任せようと思い行かなかった。
5分ほどして列車が発車し、ホームで担架にぴょこんと座った女性が駅員に付き添われていたのが見えた。
大したことは無かったみたいだ。
と、前のおばはん二人が「あんなんやったら降ろしたらすぐに発車したらよかったのになあ」と電鉄の対応を愚痴ってたのが聞こえた。
思うんだけど、大したことないから大したことない対応をとるのは本当に他人事と思ってるから言えるんであって、電鉄社員は親身になったからこその指示だったんだと思う。
それから後の社内アナウンスは「車内で急病人発生の為に到着時刻が遅れましたことを深くお詫び申し上げます」と、電車が停まる度にアナウンスしていた。
僕は「良いことをしたのにそんなに謝ることはないのに」とずっと思ったし、急病人が出てすぐに電車を停める判断をする社員がいたことを嬉しく思った。
今から駅の待合室に置きっぱなしになった本を駅長室に届けようと思います。
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