REBORN!

□休日の過ごし方
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「わざわざ休日を返上して手伝ってるのよ!これくらいのわがまま許しなさい」
「君、何様なのさ」
「雲雀の彼女様よ」

そうこの2人はつきあっている。
少し前の事、雲雀から電話がかかってきて『会いたい』の一言。
雪乃は喜び、精一杯かわいくして来たのだが、待っていたのは書類の山。
しかも雲雀は全て雪乃に任せ、ボーとしている始末だ。
もう雪乃の苛立ちは最高潮だった。
せめての腹いせにWALKMANで音楽を聴いて無視していたのだ。

「なに 拗ねてるの」
「拗ねてないッ」

図星をつかれて否定するが、…早すぎた。
これでは『拗ねてる』と言っているようなものだ。
雲雀はくすりと笑うと、

「今日、かわいいね」
「べ、別に雲雀のためじゃないんだから!」

さらに墓穴を掘る雪乃。
その顔は赤い。

雲雀はまた小さく笑いながら、雪乃を抱きしめると、雪乃の耳元で囁く。

「ほかの男に見せたら噛み殺す」
「〜〜ッ!」

ますます赤くなる雪乃と、それを楽しむ雲雀。
結局、雲雀に振り回され喜んだり、怒ったり、照れたりと忙しい雪乃だった。



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