旅人の歩む運命の道
□プロローグ
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「よお、久しいな切嗣」
「ああ、君か」
武家屋敷のような家で二人の男が向かいあっている。
「あれから5年か、思ったより早いな」
「そうだね」
「だいぶ<この世全ての悪>に蝕まれてるな、あとひと月くらいだろ」
「そうか」
「思い残すことは無いのかよ?」
「そうだね・・やっぱ士郎とイリヤかな」
「そうか、次に来れるのは5年後くらいだから伝えたいことがあったら言え」
「だったら―――――」
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