過去topネタ

□友
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「俺は鬼だ」なんて偉そうに言っていた周りのアホ面ばかり。鬼までもそんな感じなんだから、人間は余程のバカ面なんだろうなって思っていたが、今は‘そんな奴ばかりじゃない’って素直に思える。

長州藩に身を傾けた俺にとって、薩摩藩だの土佐藩だの会津藩だのあまり興味は無い。じゃあ何でいつまでも長州藩に居るんだ?って問われれば、俺自身もよく分からない訳で。ただ何かが気に入ったんだと思う。

不「馨、高杉何処行ったか知らねえか?」

馨「知らない。…もうアイツとは絶交したから。」

不「何言ってんだよ急に」

馨「あの時俺は晋作に『頑張れば交渉出来る』と言ったんだ。が…あいつは白虎隊を引き連れて、いぎりす軍艦を無駄に挑発。全く信じられない行動だ。」

不「元々あいつは人の言葉に素直に従う訳ねぇだろ。ボンボンで育った殿様みたいな奴だからなー。」

馨「……しかも小豆面ときたか」




池田屋事件から始まり、禁門の変(蛤御門の変)、鳥羽伏見の戦いと、長州はあらゆる戦を繰り返した多くの犠牲者を出す。
元々、あまり戦に表立って出る事は好まない俺は、頭脳戦から考えて行動する馨と歩く事が楽しかった。が、頭脳も有りつつ自ら動く高杉と三人で一緒に居る事はもっと楽しかった。






今なら分かる。
あの雪村千鶴も俺と同じ心境だったのだろう。俺は人間に魅せられた鬼としてこれからも身を潜めて過ごし続ける。
でも、あの女鬼は違う。あいつは自分の好いた人間とこれからずっと一緒に暮らして生けるんだ。

その点俺は一人。だがら、たまに寂しくなった時に旦那の槍男と酒ぐらい酌み交わせたら良いもんだな。




そいつは、高杉や馨の他に唯一俺が認める人間だからな。































1/22カレーの日、ジャズの日、飛行船の日。題と話は関係ないです。

高杉さんは本当に金持ち坊ちゃまで、普通に藩のお金で軍艦買ったりとかwwwでも最後は寂しく切なくS司と同様に結核で亡くなります。(´・ω・`)
井上馨、通称多太(もんた)は高杉さんの親友で、馨は高杉さんが本気で好きなんです。(友としてww)坊ちゃま高杉さんを素直に受け止める寛大さ。(通称パシり)
馨は交渉上手な方なので、明治に入ってから海外との間で結ばれた不平等条約を何とかしようと動きました。でも挫折。




最後辺り内容ちょっと変更しました。

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