咎狗の血
□抱きしめたい
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※ケイスケ視点です
またもや原作無視傾向ありなので苦手な方はバック
アキラは強くて、カッコよくて…凄く憧れる
俺はそんなアキラの友達ですごく嬉しくて、嬉しくて堪らない
アキラの新居だって俺しか知らないんじゃないのかな
なんて自分への優越感は毎日膨らむばかりだった
「アキラ、居るかな?」
ドアをノックし多分そこにいるであろう人物に問いかけると、いつものように声が返ってきた
「…ああ。鍵、あいてるぞ」
可愛いげのない声での返事だけど、ほぼ毎日こうやって押し掛けるのは楽しい
それに毎日俺を受け入れてくれるのが最も幸せに感じた
「お前も毎日毎日……。工場のほうは大丈夫なのか?」
「えっ!?あっ、うん。順調だよ……それに俺、まだ未熟だから出来ること少なくて」
俺が苦笑しながらそう言うとアキラは座っていたベッドから、床へ腰をおろした
「そうか」
大抵アキラは自分から問いかけをしてもこんな風に一言でしめる
これは昔からで、俺はアキラの一言がすごく好きだった
「今日はさっソリドじゃなくて、作ってきたんだ!!」
毎日のようにアキラの晩御飯を用意している
アキラは少食なうえ、一人でいれば食べない事が多い
そんなアキラが心配で栄養を考えて夕御飯を作って持ってくる
時間のない日はよくソリドだけだが、時間があれば必ず作る