ONEPIECE
□離さないで、離れないで
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ヤダ。
行かないで。
置いて行かないで。
私を一人にしないで。
「……っさ……か…し…さん!!」
「……っ!!!!!」
「航海士さん!!!良かった…大丈夫??」
嫌な夢を見た。
ロビンが私から離れていく夢。
どんなに叫んでも、
どんなに手を伸ばしても
ロビンに届くことはなかった。
「すごい汗…悪い夢でも見たの??」
…ロビン。
その存在を確かめるように抱きしめる。
そんな私を小さな子をあやすように
ロビンは優しく頭をなでてくれた。
「ふふっ。甘えん坊さんね。大丈夫よ、私がいるわ。」
耳元で聞こえるロビンの声が心地いい。
お願い。
もう少しだけこのままでいさせて。