とある警官の話し
□六話
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「宮田先生…」
「理沙さん…どうしました?」
「私達…生きて出れるんでしょうか?」
理沙さんは脅えた素振りを見せながら言った
正直無理だろう。そう思ったが言わなかった…
「宮田先生!」
「求導師様に…前田さんの娘さん…どうしましたか?(て言うかあの屍人の巣をどうやって来たんだ?)」
扉が開けば牧野さんと前田さんの娘さんがいた。牧野さんは辺りを見渡してますが…
「駐在さんは居ないんですか!?」
「駐在さん…?あぁー石田さんか…いえ、来てませんが。」
理沙さんが誰なのかと聞いた為答えたら解ったのか頷いてくれました。
「石田さんに渡したいんですが…」
「弾?」
「駐在さんに助けて貰ったんです!」
話を纏めると…
「ヘタレな牧野さんがオロオロしてる時に石田さんが先に逃げるように言ったと。」
「ヘタレ!?」
「はい。」
「えっ!?」
牧野さんのリアクションは面白いですが…ま、それは置いといて。
弾を牧野さんが集めた分を分取れば補充した。
「あれ…?お姉ちゃん?お姉ちゃんが呼んでる!」
ガタッと立ち上がった理沙さんは飛び出してしまった…その前に君のお姉さんはもう屍人何ですけど……
「じゃーねー石田さん♪」
「気をつける用に」
「はい!そちらもお気をつけて下さい!」
二人に敬礼すれば俺は病院を目指した。
「…ジャック…ね…」
竹内さんいわく、『お前は気合いでやれ!』っと言われた…気合いかよ。
「石田さん。」
「や、八尾さん!?大丈夫だったんですか!?」
病院を目指そうとしたら草むらから八尾さんが来た。…アレ……?
「八尾さん!血が…!」
「おや…大丈夫ですよ、こんな傷。」
八尾さんは左手の甲に枝で切ったのか切り傷が出来ていた。
ペットボトルを開け、傷口に垂らした。
「染みますが我慢して下さい。」
「…ありがとうございます」
絆創膏が無いから…ハンカチを手の甲の傷口に被せる用に結べばペットボトルをしまった。