彼岸島

□ミミ
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七月の熱い日…
まだ学校が有るけど熱いしダルいから行きたくない…けどママに叩き起こされる。




「雄一!さっさと起きな…あんた頭どうしたの?」




布団をバサッと退かされたらママは僕の頭を触った…て言うか何かを引っ張ってる!




「いたー!いきなり何するんだよ!」



「何するって…あんた鏡見て来なさい!」



「えー?」




ママに言われた僕は二階から下りて洗面台に付いてる鏡を見た…
黒い…耳が…動いて、る…!?




「何コレ!?何なの!?」




ピクピクと動く黒い耳…試しに引っ張って見たが痛いだけだ…
どうしよう、今日は学校なのに。




「あ!ママ!今日休ん「休まさないからね。」えー!?」



「あんた…体育休み過ぎで単位が少ないって明ちゃんから聴いたわよ。」



明〜!
明にムカムカしたけどドアをノックされた。




「ポーン、学校行くぞー」



「げ、明…」



「げって何だ…よ…」




まだパジャマだしって言うか耳が付いてるのを明に見られた。




「ごはっ!」



「明〜!?」




明は鼻血を出したら鼻を押さえた。
最近の明は鼻血を出し過ぎな気がする…
主に僕が居るときが多い気がって急いで着替えないと!




「行って来まーす!ほら明も行くよ!?」



「お、おう。」




明の手を掴み走ってから気付いた…
耳隠してない!




「よ!明にポ…ンンゥ!?その耳どうしたんだ!?」


「ケンちゃん…!?」



「ケンちゃん、早いよ〜、明、ポン、おはよー。」




ケンちゃんは耳に驚いて居たけどユキは驚かなかった。
て言うか明…耳そんなに触りたいの…?
手を出したり引っ込めたりしてるけど…



「ポン!?何で猫耳が穿いてるの!?」




ユキ…?あー、鈍感何だ…




「本物…か?」



「いたたた!痛いから!」



グイグイ引っ張る為激痛が走ってるのに何でケンちゃんは止めないの〜!?



「ポン!走るぞ!」



「え!?」




明に手を握られたら走った…












「屋上なら大丈夫だな。」



「はぁー、はぁー…明、速すぎ…」




屋上に付いたらチャイムが鳴った。
サボリなんて久しぶりだ…あの時も明に屋上まで連れてくれたんだった。
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