彼岸島

□ちっちゃいぞー
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*一部R16です。平気な方だけご読み下さい。















「おきろー!」




…何かが私の上に乗ってる…誰だ?
雄一なら隣に居るから違う。なら誰だ…?




「おきないとぼくおこるよ!」



「ん…寝かせてく……」



ちゃんと目が覚醒すれば私は驚いた。何故なら其処に居たのは雄一だからだ…若干幼いが……




「え…?」



「もう、おねぼうさんなんだから。」




ツンッと人差し指を額に押されたがまだ思考が追い付かない。雄一で良いのか…?それともどっかの子どもか……?




「貴様…何処から来た。」



「ママのおふとんからだよ?へんなパパ」




パパ…?私が?雄一は男だから子どもは産めない。その前にもし産めたなら四、五人は出来てるだろうな…じゃなく!一旦整理を……!




「パパ、あそぼうよ〜」


「せ、整理させてくれ!」




そう言うが私の上で跳ねるこのちび雄一のせいで整理出来ない!
最終手段を使うか……




「ママを起こしてくれ」


「うん♪」




よし!やっと離れたな…そして私と同じやり方でやれば雄一は沈黙の後叫んだ。




「な、何で!?て言うかどうして僕の幼い頃のが居るの!?」



「ママ変なの〜」




クスクスと笑うちび雄一に私は昨晩の事を考えたが何にも当てはまらない。




「ママ…ぼくおなかへった〜」



「僕がママ!?…雅…雅!」




雄一の呼び出しに廊下に出れば何故か襟首を掴まれた。




「今度は何したの!?」



「私を疑うのか!?」



「妖しい奴を疑えって習ってるからね…此処に住み始めてから。」




雄一に疑われている!そんな…!私が何をしたと言うんだ…!?




「何その如何にも何をしたのか聞きたそうだけど…」



「当たり前だ!私が何をしたと言うんだ!?」




尋ねたら雄一は溜め息を吐いた後キッと睨まれた。




「お茶を飲んだら媚薬入り…着物を着てたらいきなし脱がしに掛かる…飴を食べたら動物のミミが生える…っで!昨日はいきなしスーツを持って来れば『生徒と教師のイケない遊びをしたい!』と言えば無理矢理着せたじゃん!」



「それは昨日だろうが。」




そしたら雄一にガクガクとされたら「その態度を直せー!」っと言われた。
ちょっ!気持ち悪い!気持ち悪いー!




「ママ!パパ!」



「…僕はママじゃないよ?」




いきなしパッと離されたから倒れた…今日の雄一は酷すぎるぞ……
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