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□目は口ほどに…
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『俺の恵方巻き』ってなんだ(爆)。


ファルマンに恵方巻きの話を聞いて、興味を持った大佐と少尉。
「ハボック、夕食はエホーマキだ!」
「イエッサ!」

一緒にお買い物して(いちゃいちゃ)お料理して(ロイは見てるだけ)ハボック特製超特大恵方巻き完成(長さ太さ通常の3倍超)。
「……デカすぎだ」
「はは、ちょっと欲張り過ぎましたかねぇ」
「食べてる間喋ってはいけないのだろう?」
「そうっすね。一言も喋らず喰いきると願い事が叶うらしいっすよ」
「ふん、流れ星並みの扱いだな。非科学的な」
「とか言ってやる気満々…」
「…何か言ったか、ハボック少尉?」
「いや、えーと、…大佐にはちょっと量が多すぎて食べきるのは無理かなー、と」
「(むか)無理とは何だ。その言い種だと私は無理でも自分は大丈夫と言ってるようだぞ」
「いや言ってますから。俺ならこれくらい5分もあれば完食っすよ」
「(5分で!?)わ…私だって!お前が完食出来るモノを私が食べきれん訳が無いだろう!私を誰だと思っている?!」
「はいはいはい(変なとこで負けず嫌い何だから)」
「よし、では食べるぞハボック」
「はいはいはい(まあそんな子供っぽいところが可愛いんだけどなあ)」
「いちいち私を揶揄するな!お前は一言も二言も多いんだ!」
「はいは……て、俺何も…」
「お前の眼がそう言ってた。誰が負けん気強くてガキ臭いだ!!」
「(うわっマジ?!)えー、スイマセン。…タベマショ?」
「ふん」
そして二人で恵方に向いてお願い事をヒッソリ胸で呟きます。
(大佐とラブラブ!今もラブラブだけどさらにラブラブ!んでもってもうちょっと素直に俺のことを求めてくれてもっと甘えてくれたら…あ、でも照れ屋なところが可愛いってかツボってか。でももう少しなーデレ期までのスパン短くてもなー。それから中央の髭眼鏡ウザイ。大した用事でもないのに出張してきて大佐にちょっかい出すな。ちょっかいといえば大佐にあわよくば何かしてやろうとか目論んでる不埒な奴らが絶滅しますように絶滅しますように絶滅しますように!綺麗さっぱり消えて無くなりますように!てか消す!あと中尉がもう少し色々と大目にみてくれますように!えーとそれから…)
ただの海苔巻きに夢を見すぎなハボック少尉と、
(大総統になって女性軍人の制服をミニスカートに!…えーと3回言えば良いのか?(←流れ星と混同)取り敢えずできるだけ沢山言っておくか。大総統になって女性軍人の制服をミニスカートに!…長いな。大総統になって女性軍人ミニスカート。大総統になってミニスカート。大総統ミニスカート。大総統ミニスカ、大総統ミニスカ大総統ミニスカ大総統ミニスカ大総統…ミニスカ大総統…?む、いかん、ブラッドレイ閣下のミニスカ姿を想像してしまった)
とんでもなく妄想の翼を広げすぎてしまったマスタング大佐。その願いが叶えばいい。

お祈り(?)後食べ始めて、宣言通り5分もかからず完食のハボック。その頃ロイは悪戦苦闘しながらやっと1/4ほど。
暫くは必死でモグモグ口を動かすロイを「かんわいぃ〜」とハートを飛ばしながら見詰める色ぼけ少尉。餌を食べる小動物のような愛らしさ。(リス?)
しかし、いつまでたっても食べ終わらず、お喋りできないのでじれてきます。
「たーいさー、ねー、もう『ペ!』していいですよー?」
「……」
「やっぱり大佐には無理でしたねー。半分くらいで丁度よかったかなー」
「………(喧しい!お前ちょっと食べるの速いからって調子にのるな!お前に出来て私に出来ないわけがない。私を誰だと思っている。ロイ・マスタング、階級は大佐。そして焔の錬金術師だ。覚えておきたまえ!)」
 もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ…。
「はいはい。あんたはお偉いですよー、たいさー?」
「……(分かれば良い。分かれば…、なぜ分かる?!)」
「眼がね、そう言ってました」
「……」
もぐもぐもぐもぐ……。


そんなやり取りの後、冒頭へ続くのです。

…こういった前段階も本編に織り交ぜて小説仕立てにしたかったけど、時間がなかったので会話文で。
会話してないけどな!
ハボック少尉の独り言劇場。

 
 
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