銀魂
□おめェでいい
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「こんにちはぁー!」
「お前、その服装…!真選組の者だな!?」
「いきなり刀向けるなんて酷いなぁ。別にしょっぴきに来たんじゃないって。ホラ、刀持ってないっしょ?」
「だからといって船に入れるわけには…!」
「ん?どうしたのだ?」
「「万斉(さん)!!」」
「そこの小さいのは…!久しぶりでござるな」
「うん!久しぶり!」
「え、万斉さんなんで普通に会話してるんですか」
「こやつは真選組である前に晋助の友人でござる」
「狽ヲぇぇえ!!?真選組なのに!?」
「失礼な。真選組でも攘夷志士に友達いたっていいじゃん」
「いや、普通あり得ないから!」
「ところで何をしに来たのだ?」
「あ、忘れるとこだった。遅れたけど晋助に誕生日プレゼントあげようと思って持ってきたんだ」
「そうか。じゃあ入るでござる」
「んじゃ、お邪魔します」
────・・
「入るぞ晋助」
「あァ?…万斉か」
「小さいのもいるでござる」
「お久しぶりー」
「今回は何の用だァ?」
「遅れたけど…誕生日おめでとー」
「あ?なんだコレ。…銀魂キャラクターズブック vol.3?」
「ついでに珍しく表紙おめでと…ぶへっ。なにさ、投げることないじゃん」
「いらねェよ、こんなもん。プレゼントなら」
─おめェでいい─
「なにそれ。変な意味で言ってる?」
「違ェよ。鬼兵隊に入れっつってんだ。おめェなら十分戦力になる」
「うーん。悪いけどお尋ね者にはなりたくないや」
「そらァ残念だ。まぁ気が変わったらいつでも来いや」
〜END〜
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